
今日のテーマは、なぜ、あなたの料理教室がうまくいかないのか?その理由、あなたはどのタイプ?です。
自宅料理教室の先生に多い悩みは、やはり生徒さんとの関係ですよね。
よく先生からお聞きする悩みは、
「生徒さんとの相性がよくない」
「レッスンから帰る生徒さんが満足していないよう…」
「毎日のレッスンがつらくて…」
といったことがあります。
せっかく好きで始めたあなたの自宅料理教室なのに、
レッスンするのが辛くてはどうしたらよいかわからなくなってしまいますよね?
そこで、なぜそうなっているのか?について一緒に考えていってみましょう。
■自分の好きと生徒さんの欲しいものが同じになるのが理想
自分の適性(好きか嫌いかなど)により教室の運営方法を変えていきましょう。
やり方が自分に合っていないと品質が向上せずに生徒さんにあなたの魅力がきちんと伝わらなくなってしまうのです。
一般的な料理教室は次のようなパターンが多いですね。
基本3パターンとは、…
・デモンストレーションでサクサク教えるライブ感重視タイプ
・実習中心にしてじっくり教える個別指導タイプ
・デモも実習もどちらもほどよくバランス重視タイプ
こちらの記事で詳しく説明しています↓
https://mama-teacher.jp/lesson-style-3-type/
このようにいくつかの基本パターンがあるのですが、これにはあなたの性格、得手不得手などが影響しているのです。
■技術志向の生徒さんと先生の関係は
例えば、技術や調理方法の習得などの勉強が苦にならない人は、マンツーマンで教える料理教室。
「生徒と悩みに寄り添いながら丁寧に根気よく、できるようになるまで面倒みますよ。」
というレッスンが向いていますね。
生徒さんも自分の調理技術の習得やちょっとしたテクニックなんかに大いにその知的好奇心を刺激されて、きっと満足していただけるでしょう。
以前、自宅パン教室の先生とお話した際に、「体験レッスンに申し込まれる生徒さんの理想と現実のギャップに悩む…」とお話されていたのですが、これは生徒さんがあまりにも簡単に考えていて、体験教室でいきなり美味しいパンができるようになると思っているので閉口してしまうとのこと。
パン作りやお菓子作りは特に、粉の状態や温度の問題などなど、本当に繊細な部分が多いので、本格的な技術を学びたい生徒さんとそうでない生徒さんの仕分けが難しかったりするのですね。
ですから、あなたの教室で学ぶことで得られる技術やスキルをはっきりと生徒さんにお知らせすることで、こういったミスマッチを防ぐことが必要になるのです。
■コミュニケーション志向の料理教室は
これに対して、ライブ感を大切にした集団での料理教室があなたのキャラクターに合っているなら、「あんまり細かいことにはこだわらないで皆で楽しくワイワイと。」
社交的なあなたの魅力は、レッスン後のご試食タイムがメインになるはず(笑)
こういったレッスンに魅力を感じる生徒さんは、作ることと食べること、どちらも大好き!という方が多くて、はじめての教室でもすぐに生徒さん同士が打ち解けて、ワイワイ楽しくレッスンができるのです。
あなたがこのタイプを目指すのであれば、レッスン内容は予め絞り込んでおくことがいいでしょう。
例えば、手間のかかる出汁やスープは事前に準備しておき、レシピ説明だけにしてしまうことで、手間と時間が省けますね。
また、洗い物を生徒さんに手伝ってもらうことも全然OKなんです。
そうして、こうやって作り出した時間をレッスン後の試食タイムにまわすことで、生徒さん同士のさらなるコミュニケーションを促すのです。そうすれば、生徒さんの満足感がアップすること、間違いなし!ですね。
■レッスン後のアンケートで生徒さんの満足度を測りましょう
もし、あなたが今のご自分のレッスンが生徒さんに満足してもらえているのか?と不安に思うのでしたら、アンケートをとることをオススメします。
その際に気を付けたいのは、生徒さんの本音を探るアンケートにすることです。
では、どうしたら生徒さんの本音を知ることができるのでしょうか?
それは、質問項目に少し工夫をしてみましょう。
つまり、今日のレッスンで学んだことを次に生かすために、どのようなレッスンを望むか?をヒアリングするのです。
例えば、カルボナーラのスパゲッティはメジャーなパスタ料理ですが、本格的に作るには技術が必要なお料理でもあります。一番難しいのは、玉子に火が入りすぎてダマにならないようにソースと麺を混ぜ、仕上げること。
ここのポイントが今日のレッスンでうまくできたかどうか?できなかったのはなぜか?を質問項目で生徒さんにヒアリングします。
すると、うまくできなかった理由(=課題)がはっきりとしてきます。
生徒さん自身に自分の調理技術の課題をしっかりと認識してもらうのですね。そうすれば、その課題をクリアしたい!と考えるのが、普通ですよね。
なので、「次回のレッスンでは、その課題をクリアするために、こういったレッスンをやりますよ~^^」とお知らせすれば、「ぜひ、お願いします!」ということになりますね。
このようにレッスン後のアンケートは、生徒さん自身に課題を発見してもらうために行うのです。
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いかがでしたでしょうか?
大事なポイントをあらためておさらいしておきましょう。
【まとめ】なぜ、あなたの料理教室がうまくいかないのか?その理由、あなたはどのタイプ?
■自分の好きと生徒さんの欲しいものが同じになるのが理想
■技術志向の生徒さんと先生の関係は
■コミュニケーション志向の料理教室は
■レッスン後のアンケートで生徒さんの満足度を測りましょう
さあ、あなたも今日からできることを少しずつ実践していきましょう!