
今日のテーマは、「価格競争ではない価値提供型レッスンを作る3つのヒント」です。
今現在日本全国には、いろいろな料理教室がありますね。
・プロのシェフが教えてくれる本格的な教室。
・近くのスーパーで手に入る食材で作る家庭料理の教室。
・子どもと一緒に参加する手づくりお菓子教室。
などなど…
このように各地の先生がご自分の得意な分野でいろいろなレッスンを行っています。
ですが、ライバルとの違いを打ち出すのに四苦八苦しているのもまた事実なんですね。
ライバルと同じようなレッスンであれば、生徒さんが選ぶ基準に価格が大きなウエイトを占めるようになってしまいます。
できれば、この価格競争とは違う価値提供型のレッスンを作ることが、あなたがこれから長い間、自宅料理教室を主宰していく上でのアドバンテージになるのです。
そこで、今回は価格競争ではない、価値提供型のレッスンを作るためのヒントをシェアしていきましょう!
■価値提供型レッスンとは?
まず最初にあなたの得意分野は何でしょうか?
ここでは、お菓子教室を例にして考えてみましょう。
家庭のオーブンで作るクッキー教室を開きたい!とあなたは考えています。
クッキー作りは子どもの頃から大好きで一番自信があるからです。はじめてチャレンジした時は、うまくできずにすごく悔しい思いをしたことを今でも憶えています。
それからは、いったい何枚のクッキーを焼いてきたか?憶えていないくらいです。
ですから、どうしたらうまく焼けて、どうしたら失敗してしまうのかはもう十分に分かっています。
このようにあなたがすでに十分な知識とスキルを持っていることを教えることが「価値提供型レッスン」になります。
教えるということは、あなたがすでに知っている「知識」や「スキル」を、知らない人に教えることですから、この教えることによって価値が提供されるというわけなのです。
■レッスンを作る時に考えるべきポイントとは?
あなたの料理教室に通う生徒さんのことを考えるための視点として、悩みというキーワードがあります。
これは人は皆、いろいろな悩みや問題を抱えていて、その解決方法を常に探しているからなのです。ですから、あなたが悩んでいることは他の誰かも必ず悩んでいますね。
毎日の生活の中で起こることに接した際にあなたはどのような感情を持つかを考えていただきたいのです。
最近あなたが感じたり、思ったり、考えたりしたことをどんなことですか?
例をいくつかあげてみましょう!
「子どもが幼稚園や学校で起こしたヤンチャ事件は何でしたか?その時、あなたはどう思いましたか?」
「職場でランチ中に同僚から聞いたビックリ話は?その話をあなた自身に置き換えてみた時に、あなたならどうしますか?」
「食後に旦那さんと一緒にテレビを観ていた時にふと感じたことは?」
このようにあなた自身が感じた気持ちや感情(嬉しかったこと、喜んだこと、悲しかったこと、恥ずかしかったこと…)を思いだしてみてください。
それは、「どんな時で…」「誰といた時か…」「その時にあった出来事は…」「あなたが感じた感情は…」「その後、あなたがとった行動は…」。
このような感情が動いた瞬間を切り取って、その原因である悩みは何か?を考えながら、あなたのレッスンで解決できる方法と結びつけてみるようにしましょう。
最初は少し難しいかも知れませんが、慣れてくると考えるのが楽しくなってきますよ。
■価値提供型レッスンを作るための手順とは?
では、実際にどのようにレッスンを考えていくのかをご紹介しましょう。
まずはレッスンテーマから。
ママが子どもと一緒につくる料理教室をテーマとしましょう。
その場合のキーワードは、「子どもの成長」、「思い出作り」になりますね。このキーワードに、ママたちの悩みをつなげることができると差別化できます。
例えば、「仕事が忙しくてわが子との時間がなかなか取れずに悩んでいるママ向けの親子で共有体験ができるレッスン」というポジショニングです。これは、とても分かりやすいでしょう。
次に、ママだけの悩みをテーマとした料理教室を考えてみましょう!
なかなか片付けができなくて、いつも乱雑になってしまっているキッチンが悩みというママは多いですよね。
このキッチンを整理するための便利な収納グッズの上手な活用方法を学びながら、料理も覚えられるというのであれば、より付加価値が増します。
ただ単に整理するだけではなくて、料理では食材の置きかえを教えます。
ロールキャベツの代わりに、昨夜のお鍋の具材の白菜を使ったロール白菜にしちゃえば、冷蔵庫が整理できますから、一挙両得になります。こういったちょっとした知恵も一緒に教えるのです。
この場合、生徒さんがめざすのは「キッチンでいきいきと働き、いつも家族からありがとうの声が絶えない、お料理上手なママ」になることです。
そのためのスキルを習得する料理教室であれば、ライバルとの価格競争に巻き込まれることなく、あなただけのオリジナリティを確立できるのではないでしょうか?
さらには、対象となるターゲットも、「結婚間もない1年生奥さん」「婚約中で結婚間近な奥さん予備軍」「婚活中の女子」等にも広げられますよね。
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いかがでしたでしょうか?
このように生徒さんの悩みや問題を起点にして、その解決方法をレッスンに取り入れる方法をご紹介いたしました。
では、そのポイントをおさらいしておきましょう!
【まとめ】価格競争ではない価値提供型レッスンを作る3つのヒント
・価値提供型レッスンとは?
・レッスンを作る時に考えるべきポイントとは?
・価値提供型レッスンを作るための手順とは?
ぜひ、あなたのレッスンを作る時のヒントとして役立ててくださいね!