
今日のテーマは、「教室レッスンで意識して欲しい質問力とは?」です。
先日、お伝えしたのは、「体験レッスンの正しいやり方とは?」でした。
それは、生徒さんの問題を解決するのではなく、問題発見の場とすること、です。
では、そもそも生徒さんに自分の問題を発見してもらうためには、どうしたらよいのでしょうか。
■生徒さんに質問するということ。
そのために必要なのは、あなたの質問力を磨くことになります。
人は他人に言われるよりも、自分の言葉をより信じます。
たとえば、あなたの子どもに「7月10日までにこれをやりましょうね」と言っても、実際はやらないことがあります。
ですが、自分で「7月10日までにこれをやる!」と言わせたら、きっと約束を守ってくれるはずです。
それは、自分の言葉だから絶対に守らなければいけない!という心理が働くからなのです。
ですから、生徒さんに問題を見つけてもらう、この問題を解決しなくちゃいけない、と言ってもらうことが必要なのです。
そのために質問力を磨く必要があるのですね。
■生徒さんに質問する時には。
料理教室の先生であるあなたが質問する時に、意識してほしいことは「質問は短くする」こと。
これは、人との対話の原則に基づくことなのですが、「あなたの質問が短ければ短いほど、生徒さんの答えは長くなる」からなのです。
なぜでしょうか?
料理教室の先生に必要なスキルは、アドバイスをすることよりも生徒さんの本音や問題を明確に洗い出すこと。
でなければ、その生徒さんに正しいアドバイスができません。
そのためには、あなたがあれこれ話すよりも、相手にいかにたくさん話してもらうかがキーポイントとなってきます。
その時に、あなたの質問が長くなればなるほど生徒さんの返答は短くなってしまいます。
それを避けるために、この原則をいかした質問を使っていきます。
■質問することば。
あなたが今からすぐに使える簡単な質問とは、
・具体的には?
・たとえば?
です。
例をあげてみましょう。




という使い方をします。
このように短く切り返すことで、生徒さんの話をどんどん聞き出すことができるようになります。
この「具体的には?」「例えば?」のいいところは、生徒さんが自然にその状況を頭に思い浮かべる、ということです。
「お菓子作りをマスターしたい」ということに対して「具体的には?」と聞くと、この前友だちと一緒に食べた美味しいお菓子のことを思い出します。
色とりどりのお菓子たち…
友だちと過ごす幸せな時間…
結果、「早く私もお菓子が作れるようになりたい!」と、解決欲求を強く感じてくれやすくなる、のです。
あなたのレッスンを売る前に、生徒さんにこのように質問をすることは、
「あぁ、問題解決したい…」
「どうやれば問題解決ができるのかしら?」
という心理状態にさせることができます。
ここまで持っていければ、簡単に、あなたのレッスンが売れることがわかりますよね。
ぜひ、あなたのレッスンにも応用してみてくださいね。
◇◆◇◆◇◆
いかがでしたでしょうか?
では、大切なポイントをあらためてまとめておきましょう。
【まとめ】
・生徒さんに質問するということ。
・生徒さんに質問する時には。
・質問することば。
さあ、あなたも今日から試していきましょう。