
今日のテーマは、「あなたはどのタイプ?自宅料理教室での教え方3タイプ」です。
あなたの自宅料理教室の特長を考える際に考慮しておかなければいけないことが「教えかた」をどうするか?です。
これは先生の個性によって、一番良い方法を選ぶことがいいのですが、生徒さんが何を目的としているのか?によっても選択肢は変わってきますね。
今回は、教えかたの代表的な3タイプについて、そのメリットとデメリットを解説していきましょう!
■デモンストレーションでサクサク教えるライブ感重視タイプ
この方法は先生がほぼすべての料理やお菓子の工程を担って、生徒さんはその工程を見て覚えるという方法になります。
先生の調理スキルを重視した方法ですので、手際の良さや調理技術で生徒さんにインパクトを与えることができます。いわば、料理教室ライブといった感じですね。
この方法のメリットとしては、先生の料理スキルを身近に見ることができるので、調理作業の組み合わせ方やちょっとしたコツを知ることができます。そして、できあがりの料理品質のバラツキがないことが大きなメリットと言えるでしょう。
同時に、料理のアイテムを複数種類に増やすことができますし、レッスン時間の管理がしやすいので、メリハリの利いたレッスンができますね。
また、自宅キッチンは基本的にそれほど十分なスペースが取れていることは少ないので、省スペースキッチンでもごちゃごちゃせずにできる点も大きいと思います。
さらには、生徒さんの試食タイムも十分にとれるので、先生が生徒さんをおもてなしするという意味では、生徒さんの満足感も高いのが特長でしょう。
デメリットとしては、やはり生徒さんが調理するという体験が少なくなりますので、自分で調理体験をしたい生徒さんにとっては、魅力に欠けてしまうところが否めない点ですね。
■実習中心にしてじっくり教える個別指導タイプ
これは自宅料理教室よりは、大手の大規模料理教室でのレッスンに多い形式になります。
先生がマイクでデモンストレーションカウンターの前で調理をしながら、各コーナーテーブルキッチンの生徒さんが実習する形式になります。
もちろん、自宅料理教室でも実習中心にすることは可能ですが、どうしてもそれなりのスペースが必要となりますから、自宅キッチンの場合は1回あたりの参加人数が少人数のレッスンになってしまいますね。
メリットとしては、生徒さんの調理体験が豊富になりますから、調理スキルアップにつながり、満足度は非常に高いものとなるといえます。
反面、デメリットはどうしても少人数レッスンになりますから、レッスン売上という観点からいうといろいろな仕掛けや工夫が必要となる点ですね。
一例ですが、生徒さんが確実に調理スキルアップできることを目的としたコース形式にして、複数回レッスンで受講料総額を高額にする方法があります。いわば、生徒さんの調理スキルアップのために深くかかわるようなレッスンですね。
フィットネスジムの個別指導型レッスンも最近は非常に人気がありますから、スキルアップを保証するような工夫を加えてみたり、あなたなりのレッスンコンセプトを構成してみましょう。
どうしても結果が欲しい人向けのレッスンにできれば、高額レッスンでも必ず通いたい人はいますから。
■デモも実習もどちらもほどよくバランス重視タイプ
これは、上述した2つのタイプをほどよくミックスしたバランス型レッスンになります。
全体の進め方はデモンストレーションを中心として進めていくのですが、ポイントとなるところを出席者全員でしっかりと調理体験する形式です。
例えば、オムレツをまくのってテクニックが必要なので、はじめての人にとってはむずかしいですよね。しかも、フライパンの返しかたなどちょっとしたコツというのは、先生のやっているのを見ているだけでは理解できません。
ですから、調理のコツをコトバで説明した上で、やり方を見せてあげて、その上で生徒さんに実体験してもらうのです。最初から上手にできるわけありませんから、できばえは問題ではありません。
生徒さんが自宅に帰ってから、もう一度思い出しながら練習にチャレンジできるように、その動線を敷いておくことがポイントですね。
この形式のメリットは、とにかく先生と生徒さん全員の一体感が高くなり、ワキアイアイとした雰囲気を共有することで生徒さんの満足度が非常に高くなることですね。
デメリットは出席人数にもよりますが、どうしても作業時間が長くなるので、レッスン時間が長時間になってしまう傾向が強いことでしょうか。
試食タイムが十分にとれなかったり、1日に2回のレッスンを組んでいる場合はちょっと慌ただしくなってしまうかも知れませんね。
このため、レッスンの準備段階でシミュレーションにじっくりと時間をかけて、極力時間のムダが出ないように設計することを心がけましょう。
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いかがでしたでしょうか?
では、大切なポイントをあらためてまとめておきましょう。
【まとめ】あなたはどのタイプ?自宅料理教室での教え方3タイプ
・デモンストレーションでサクサク教えるタイプ
・実習中心にしてじっくり教えるタイプ
・どちらも取り入れるバランス重視タイプ
あなたの料理教室のコンセプトやテーマによっても、レッスン形式は変わってきますから、全体設計をしっかりとすること怠らないようにしてくださいね。
さあ、あなたも今すぐにできることからはじめてみましょう。
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