
今日のテーマは、「料理教室の集客で大切な3つの考えかた」です。
あなたの料理教室では、生徒さんの集客に困っていませんか?
今日は大切な考えかたをシェアさせていただきたいと思います。それは、視点を変えよう!ということです。
視点とは、先生であるあなたではなく、生徒さんの気もちになって料理教室運営を考えてみましょう!ということです。
とかく、先生という立場になると、「あれも教えてあげたい」「これも知っておいてほしい」とたくさんのことを教えてあげたくなります。
そして、いつのまにか教え魔になってしまいます…。
すると、生徒さんの気もちとはどんどん離れていってしまうのです。
あなたは、もっと生徒さんのためにしてあげたい、と考えているのに、結果として逆効果になってしまうのです。
このような状態では、生徒さんといい関係が築けるわけありませんよね。
■あなたは何に価値を感じますか?
あなたは何に価値を感じるのか、考えたことがあるでしょうか?
たとえば、お金には価値があるのでしょうか?
お金そのものには価値はありませんよね。
ちょっときつい言いかたですが、ただの紙切れにすぎませんから。
では、お金とは何でしょうか?
極端にいえば、何かと交換できる「紙」なのです。
お金とは、その程度のものなのです。
もし、あなたがお金には価値があると考えているのでしたら、生徒さんの感じている本当の価値を見抜くことはできないでしょう。
だって、それは生徒さんがのぞむ本質的、内面的な価値がわかっていないから、です。
生徒さんの感じている本当の価値を見抜くことができなかったら、あなたの料理教室はいつまでたっても、生徒さんが集まらず、いつまでたっても軌道にのらないままです。
これは、ビジネス的にいうと、商品が売れない状態です。
このような状況では、教室経営は成りたちません。
ですから、あなたは本当の価値があるものと価値のないものを見きわめる能力を身につけなければならないのです。
そのためにあなたに必要なことは、豊かな想像力を身につけること、です。
では、どのようにしたら豊かな想像力を身につけることができるのでしょうか?
■想像力とは、生徒さんを分析する力
想像力を英語では、イマジネーション(imagination)といいます。
日本語でもよくイメージするといいますから、そのほうがあなたにも伝わりやすいのではないでしょうか。
すなわち、あなたの料理教室の生徒さんのことをイメージすることになります。
では、あなたがイメージする生徒さんはなぜレッスンにきてくれないのでしょうか。
マーケティング的には、モノを買ったり、レッスンに通ったりする際の顧客心理には、2つのハードルがあるといわれています。
それは、物理的なハードルと心理的なハードルです。
では、あなたの料理教室にくる生徒さんを例にして考えてみましょう。
物理的なハードルとは、環境に属することが大半になりますから、時間、場所などが大きな理由ですね。
この物理的なハードルをさげるためには、生徒さんが通いやすい時間や曜日にレッスンをおこなったり、あなたの自宅キッチンではなくて、時には生徒さんの自宅にうかがう出張レッスンをおこなうことなどがあります。
幼稚園生や小学校低学年のママさんには、平日午前中の集中レッスンにしたり、学校がお休みのときには教室もお休みにすることが必要ですね。
反対に、会社に勤めているオフィスワーカーさんなら、土日をつかった週末レッスンや仕事帰りに通える時間帯のレッスンが喜ばれるはずです。
また、遠方でなかなか定期的に通えないという生徒さんについては、月1回のレッスンは実際にあなたのところに通っていただき、後のもう1回はメールや動画でフォローするという方法も考えられます。
小学生の時にあなたも経験あるように、授業の復習をかならず家に帰ってからやりなさい、ということになりますね。
このように、生徒さんの属性からイメージして、どのようなレッスンであったら、生徒さんが喜んでくださるのか?を考えてみましょう。
すると、あなたにもたくさんのステキなアイデアがうかんでくることでしょう。
■本当にむずかしいのは、生徒さんの心理的なハードルをさげること
一方、心理的なハードルとは、生徒さん個人ごとに違う理由になりますから、想像力がさらに必要になります。
一般的に、教室に参加しない理由の多くは、「お金がない」と「時間がない」、そして「今じゃない」です。
ですが、本当にこれらがない人はもともとあなたの料理教室の生徒さんにはなりませんよね。
ですから、断り文句としていっているにすぎないのです。
要は、それだけのお金を支払ったり、時間を費やしたりするだけの魅力を感じていない、行きたいという気もちが勝っていないことが原因なのです。
そこで必要となるのが、お金や時間ではない、生徒さんが本当に大切だと感じる価値を感じるレッスンを開発して、提供していくことなのです。
魅力的なレッスンの作りかたは、こちらの記事でもご紹介しています↓
https://mama-teacher.jp/howtomake-lesson-cookingclass-teacher
このように生徒さんにとって魅力的なレッスンであれば、今すぐにでも通いたい!と感じていただけるようになるでしょう。
そのためにあなたが今しなければならないことは、生徒さんの気もちに寄りそうレッスンを考え続けることに他ならないのです。
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いかがでしたでしょうか?
では、大切なポイントをあらためてまとめておきましょう。
【まとめ】料理教室の集客で大切な3つの考えかた
・あなたは何に価値を感じますか?
・想像力とは、生徒さんを分析する力
・本当にむずかしいのは、生徒さんの心理的なハードルをさげること
さあ、今すぐに、あなたができることからはじめてみましょう。