
今日のテーマは、自宅料理教室経営にみる一貫性の原理とは?です。
夏休みは子どもが家にいる時間が長いので、子どもの食事やおやつなどいつもとは違って子育てママは忙しいですよね?!
同時に、子どもと一緒に外出する機会も多くなりますから、今日のお昼は外食しましょ!ってことも多いのではないでしょうか?
今回は、先日あるファミリーレストランで少し遅めのランチを摂った時に感じたことの中に、料理教室の先生にも役に立つ気づきがありましたので、シェアさせていただきますね。
■売上を上げるための仕組み
昔懐かしいRのロゴマークのその店は、ウエイティングがかなり出ている繁忙営業中でしたが、ホール、キッチン共従業員の士気も高く、なかなか良いオペレーション状態でした。
もう数十年近く続いている伝統のカレーに舌鼓を打ちつつ、なんとなく店内を見渡していましたが、その内少々気になることが…。
店長の動き(目線)がイマイチなんですね、これが。
どういうことかと言うと、ピークタイムに満席の店内という状況の中で店長に要求される判断能力というのは、非常に多様な視点があります。
最重要なことは、お食事中、ウエイティング中のすべてのお客様が満足していただける環境作りなのですが、その中でもスピードがもっとも大切です。
これは、ウエイティングしているお客様を一人も逃すことなく、お席へご案内することであったり、ご注文に伺うタイミングであったり。
さらには、料理の提供スピードであったり…と、常に様々な事象を五感で把握して、都度各メンバーに適切な指示を出すことで円滑なオペレーションを実現でき、結果としてお客様の満足を得るのです。
そして、企業としての適正な売上、利益が獲得できるようになるのです。
そのためには、色々な視点から集中してこのピークタイムオペレーションを切り盛りしなければならず、実は非常に職人技の世界でもあるのです。
企業の事業活動のおける命の源泉は売上であるというのは周知の事実ですが、この状況下で売上を上げる方法はいくつか考えることができます。
それは、先に述べたように如何にスピーディーに客席を回転させるか?という視点ともう一つ重要な視点があります。
それは、「追加のご注文をいただく」ということに他なりません。当日の店長以下、担当の接客員も含めて、この意味では無策であったと言わざるをえません。
それは、私たちのテーブル上に置いてある三角スタンドPOP(デザートやテイクアウトの広告物のこと)を観ながら、デザートの注文をしようかどうしようか?を思案しているにも関わらず、誰からもアクションを受けなかったからです。
本来であれば、「何かデザートをお持ちしましょうか?」とテーブルに即座に伺い、追加売上数百円を獲得していなければならないシチュエーションでした。
■料理教室の経営にも必要な仕組み
これって、実はあなたの料理教室でも結構起こっていることなのです。
毎回のレッスンでは教えることに夢中になるがあまりに生徒さんがどんな心境でいるのか?に気づかない先生が多くいらっしゃるのも事実です。
そういう先生は、「どうして生徒さんがリピートしてくれないのか?こんなにていねいに教えているのに…」と心を痛めてもいるのですね。
ですが、大変残念なことに生徒さん視点で見ることができないので、どんどん袋小路にはまりこんでいってしまうのです。
料理教室の先生にも必要なことは、教室経営のプロ意識を持つということに他なりません。
そうすれば、もっと売上や利益に対するシビアな考えを持つことが必須になりますし、そのために必要なことは何か?を考えなければいけないのです。
ものごとにはすべからく、成り立ちと仕組みがありますので、あなたの教室経営になくてはならない売上、利益構築の仕組み作りが重要なことは十分に理解いただけることだと思います。
先の例で言えば、デザートのおすすめにテーブルに伺うというオペレーションの仕組みを構築しているかどうか、ということになります。
因みにタイトルの「一貫性の原理」とは、一度購買した顧客は、追加で買うことに対して抵抗感なく、受け入れることができるというマーケティング理論のことです。
このように新規客対策と同時に既存顧客にリピート購買してもらう仕組み作りが売上構築においては、とても重要なことなのです。
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いかがでしたでしょうか?
大事なポイントをあらためておさらいしておきましょう。
【まとめ】自宅料理教室経営にみる一貫性の原理とは?
■売上を上げるための仕組み
■料理教室の経営にも必要な仕組み
今回のテーマを踏まえて、あなたの教室経営での仕組み作りをチェックしてみましょう!